Beautiful Dayz

旅行記やスピンオフストーリー書いてます

バリ島旅行記(8)ウブド珍道中の巻

次の日の朝。

6時30分起床。

朝食会場で鳴らしているガムランの音に誘われる様に朝食に行く。

友人はデイヴィッドが来ないかそわそわしている。

ウブドに行く予定もあったので私たちは少し時間早めに朝食へ行った。

そのせいもあってか、残念ながらデイヴィッドには会えず。

大丈夫だよ、明日会えるよ。もしくは今日夕方帰って来たら会えるよ。

私は友人に言った。

さて、集合時間にロビーに行ったら既にプトラさんがロビーのソファーにちょこんと座って待っていた。

おはようございます!!

プトラさんは大きな声で私たちに挨拶した。

いつ来てたんですか?

10分前かな?

10分前に来るバリニーズいる?私はこれがかなり驚きだった。

私が20年前にバリ島来た時はガイドさんが普通に30分も遅れて、

何かあったの?

と聞くと笑いながら

バリタイムねー。

と言うのがお決まりだった。

だから今回のプトラさんの行動は本当に驚いたのである。

車の中に乗り、ドライバーさんに挨拶をして、ウブドを目指す。

ドライバーさんはインドネシア語しか話せないのでプトラさんが通訳してくれる。

20年前に来た時と景色が全く違う事、モニュメントの建設をしてた事、色々プトラさんに話した。

話をした後、少し疲れて眠くなった。

友人を見ると目をキラキラさせて外の景色をみている。

疲れない?

大丈夫。今この風景を目に焼き付けたいから。

最後まで友人の声を聞かないうちに寝落ちした。

布製品の店、シルバーの店と回って、ランチである。

ランチはテガラランと言うウブドの象徴で世界遺産にもなっているライステラスと決めていた。

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やはり私の楽園はここだ。

そんな事を思っていた。

友人は何も言わないがおそらく同じ事を思っていたのではないかと思う。

日本より居心地がいい。

しかし、待機場所で待っていたプトラさんが来た。

夢から戻された気分である。

そろそろ帰りましょう。

はい、わかりました。

私たちはプトラさんに言われるまま、カフェを出た。

帰り道、お土産屋さんがびっしりある道路を歩いてると、

そしてプトラさんは言った。

naoさん、ドライバーさんが寝てるのか全く電話出ないです。

え!!

何回も電話しても出ないです。

まぁ、疲れてるんでしょ?どうする?

友人に聞くと、

この傘欲しいかも。

と傘を買うべきか買わないべきか悩んでる。

どうしよー、何回電話しても出ない。naoさん何回か電話して貰えますか?

プトラさんは私にケータイ預けて、直接車へ行こうとしてる。

いやプトラさん、ドライバーさん出たとて、言えるインドネシア語はスラマッシアンぐらいですが?いいんですか?

それはダメですね。

そりゃそうだよ。プトラさんかなり焦ってる模様。

友人はと言うと、

やっぱり買うのやめるわ。何かあった?

おっと、やっと気づいてくれた。

ドライバーさん寝てて電話気付かないんだって。

別にいいじゃん。この景色もっと見てたいし。

まぁ、そうだけど、

でもバリの人がこんなにテンパってるの見るの初めてだけど。

ドライバーさんは来るのか?

来ないのか?