バリ島旅行記(9)ウブド市場で絵を探すのだの巻
電話は依然通じず。
ここでずっと取り残された時の事を考えてた。
こんな山奥の異国の地で取り残されたとしてもまぁ、日本の旅行会社から派遣されてるプトラさんいるから大丈夫か。
そんな事を考えてたら、
プトラさんが叫んだ。
ツウジター!!!
少しするとニカニカ笑いながらドライバーさんは来た。
別に怒らないよ。だってここは日本ではなくバリ島だから。
プトラさんは時間にルーズではない方なのでヒヤヒヤしてたんだと思うけど、怒らないよ。
トラブルもまた楽し。
私たちの海外旅行はそんな感じです。
気を取り直して、車中でプトラさんから次の集合場所を聞いた。
ウブド王宮の警察のところで待ち合わせね。
その時、あぁ、どこだかわかんないよ。でもウブド王宮はわかるからなんとかなるかな、警察のところって派出所でもあるの?よくわかんないよ。まぁ、でもなんとかなるかな。
心の声である。
LINE登録する?
プトラさんに言われるまま、プトラさんのLINEを登録して、もう怖いものなし。
それじゃあ、1時間後に警察のところねーーー。
と言われて車を降りた。
最初に行ったのはウタマスパイス、その後に歩き疲れてフローズンヨーグルトのお店、そして今回2度目の目的カフェワヤン。
またしても居心地が良過ぎてここにずっーといたい病が。
それでも今度はプトラさんより少し早く集合場所に着こうと早めにカフェワヤンを出た。
まっすぐ歩いて行くと左手にウブドマーケットが見える。
プトラさんと待ち合わせてたウブド王宮の警察のところはすぐそこ。
目の前にウブド王宮が見えたところで道路反対側からプトラさんの声が!
良かった。
と後ろ見ると警察の休憩所みたいな所が。
ここだった。
その後ウブドマーケットに3人で行き、友人が欲しいと言う絵を探した。
ウブドは山だけど、海がなくて、海風が吹かない。だから、暑い。
日陰はあるけど暑い。
友人は暑さは感じてないかの様に必死に絵を探してる。
プトラさんは言う。
半額まで値切りなさい。
いいの?彼らの生活考えると申し訳ない気もするけど。
いいのいいの、半額大丈夫。
了解!
友人がこれ!って決めた絵を頑張って半額に値切った。しかもバリらしい額も付けて貰った。
半額に値切った?
値切ったよ。
よし!
何これ?師匠と弟子じゃん。
それを機会に私に何かと話かけてくるプトラさん。
これ日本語で何て言う?
タンクトップ?
そうそう、これいいね。涼しいよ。
いいねー。買うの?
naoさんはいらない?
大丈夫だよ。
じゃあ、買ってくる。
こんな会話してたなんて友人はわかるまい。
師匠と弟子の絆が出来てたのだ。
無事に絵を購入し終えて、帰ろうとした時にウブド王宮の方で何やら賑やかな音が。
なんの音かな?
師匠は言った。
バリ舞踊の練習してるところ、とても珍しい。
見に行く?
友人に言うと友人は頷いた。
友人は一生懸命にバリ舞踊の練習を動画に撮っている。
こちらの師匠と弟子は、いつドライバーさん来るか、どこが渋滞してるのか、そんな話をしていた。
そろそろ車来ますよ。
わかった。そろそろ来るって!!!
多国籍な人たちにまじってバリ舞踊の練習を見れたのはとても貴重な事だった。
車に乗り、次の場所へ。
しかし、この時点でもう夕方の4時半。
タマンヌサと言うバリ島の民族施設に行く予定だった。
ちなみにウブドからその施設まで軽く1時間はかかる。
果たして間に合うのか?